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1.トラブル防止は目的ではない

 学校の近くのある交差点で、出会いがしらの衝突事故がおきました。この事故をあなたはどのように子どもに伝えますか?
 まずは具体的に場所や事故の様子を伝えるでしょう。次に、その交差点で注意することを伝え、さらに事故が起きた理由も説明するでしょう。
 単にその交差点で事故が起きないようにするのではなく、この事故を教訓に他の交差点でも事故を起こさないようにすることが大事だと考えるはずです。

 では学校裏サイトと呼ばれた掲示板利用問題の時、どのような指導がされていたでしょうか?多くの場面では、「サイトを使わない」、「いじめになるような言葉は書き込まない」の2点でした。掲示板を使うときの真理状況、なぜ直接いえないことが書き込めるのか?読んだ人はどのように解釈したのか?といった指導までは踏み込めませんでした。
 それから5年後、LINEが登場しました。そして、グループチャットの中でいじめが発生しました。構造的には掲示板を使ったいじめとよく似ていました。しかし、裏サイト問題の教訓は役に立たず、新しい問題として取り組みました。これはまるで、ある交差点で起きた事故を、他の類似する事故の防止に役立てられなかったようなものです。

 特定のトラブル事案に対処する時は、悪化防止を念頭に指導します。そして、一旦落ち着いたら、再発防止や原因究明を行い、トラブルを教訓とします。一度得た教訓は指導に生かすべきです。